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2016年07月12日

自らの生きる道

自分はサラリーマンだ。
でも、ずっと作家を目指していた。仕事をしながら制作活動に取り組んでいた。働きながらそういうことをするというのは結構大変で、それなりのものを犠牲にしてきた。

今回、あることがきっかけで、その夢を諦めた。これは、明確な挫折だ。その道の人に、こう言われた。

「作家になれる人間は、そのことが好きで好きでたまらないんだ。24時間365日、毎日そのことを考え続けている。そういう情熱があなたにあるのか?」

重い言葉だ。本当にそういう情熱が自分にはあったのだろうか?将来にただ夢や希望を持ちたくて、「作家」という存在を目指していただけではないのだろうか?様々な自問があったけれど、ただこれ以上制作活動を継続する意志が折れてしまったことだけは分かった。

10数年目指していた道だ。でもそれを諦めても、自分は空っぽではないと気づいた。一つの分野に全ての情熱を注ぎ込むような「作家性」は無かった。
けれど、自分は人並みにデザインができる。人並みにコーディングができる。人並みに企画ができる。人並みにチームを動かせる。人並みにプレゼンテーションができる。人並みにクライアントとの交渉ができる。そして職場の仲間たちと、その彼らと大きくしてきた事業がある。
そう、自分は最初からビジネスマンとしてこそ適正があったのだと思う。

自分の名刺には「クリエイティブディレクター」という肩書きがついている。
2016年の夏、自分はこれから作家ではなく、一流のクリエイティブディレクターを目指して生きていくことを決意した。